人気ブログランキング | 話題のタグを見る

狼と犬に育てられた少年少女

狼と犬に育てられた少年少女_f0013255_7141577.jpg仏蘭西の映画監督フランシス トリュフォーの作品の中に『野性の少年』が在ります。
18世紀末フランスのアヴェロンの森で発見させたアヴェロンの野生児(狼少年)ビクターの実話を元にトリュフォーが映画にしました、実話にほぼ着実に作られたようで、ビクターの役の少年も演技をしているように見えなく、とても良い映画作品だそうです。狼に育てられ保護されたてヴィクターを自分の元に引き取り人間として育てて行くイタール博士役には監督自身のトリフォーが出演してます。でもでもとっても観たいのですが残念ながら私はまだこの『野性の少年』を見れてません。。。

映画『野性の少年』に関して書いてあるサイト ←

野生児ヴィクターに付いて書いてあります「情緒不安定なこどもをどう理解するか」のサイト ←
項目「まず、心の空洞に愛情を注ぎ込むこと」辺りから書いてあります。

他にも20世紀初頭インドでやはり狼に育てられた2人の少女『アマラとカマラ狼少女』も在るようなのですがこちらは色々な憶測や論議もあり何処まで真意なのかが明らかでないとも言われています。

テレビのドキュメンタリーで現に今存在している犬に育てられた子供達の番組を随分前ですが見ました。医学や精神学の面からの意見や見解、その子供達の今の生活状況、インタビューなどとても興味深く内容も濃く感じた番組でした。
ロシアは最近まで(今もですが)いわゆる一般市民はとても貧しい時代(生活)が在りました。
厳しい寒さと飢えの中、犬に育てられた子供達はロシアに3人程存在すると思います(でももしかしたらもっと居るのかもそして今も居るかもです)。今は3人とも皆保護され施設に入って人と暮らしています。彼らは犬によって育てられ、犬から生きて行く為の行動を学び、共に生活をにして育ちました。貧しく親からも捨てられたその幼い子供達に犬が何時も餌を与え、ベビーシッターをし、寒い時もどんな時も犬に守られていました。
皆別々のケースで土地や場所も異なり夫々犬に育てられているのですが、一番人間としてこれから生きて行くのに適応出来ていると見えた子はやはり一番年齢が幼い5歳くらいの少年でした、確か2歳児位の時から保護されるまで犬に面倒を見られていたようです。この少年は今人間との生活を施設でしてますがやはり人間や子供の中には入って行けない様で一人で孤立してしまうそうです。
もっと年齢が大きい17歳位の幼児期から犬と共存していた時間が長い少女は言葉も話せず四つ足で走る様で遠吠えもするそうです、脳の発達も人間とは異なり(言語に関わる部分の脳は特に)人間の正常な生活には入れません。
もう一人症状が中間位に見えた少女は言葉も会話も出来るのですが、犬のような仕草をしてました遠吠えもしてましたし鼻をぴくぴくさせ匂いを嗅いだり感じたり、アウアウ〜ってもしてました。自分が人間だという事は今は分かるようですが犬とコミュニケイトしている方がずっと得意そうでした、画面の中ではいつも紐に繋いだ犬と共に居ました。

↑の”野生児ヴィクターに付いて書いてあります「情緒不安定なこどもをどう理解するか」のサイト”興味深いので是非読んで頂きたいのですが、其処に書いてある。。
「たとえば、何かを注視することもできない。物を見ても手で触れても、絵画とレリーフ(浮き彫り)の区別もできない。耳も、音楽と人の声の違いがわからない。嗅覚も原始的な状態で、良い香水の香りや自分の汚物への反応も同じでした。つかむということも、複雑なつかみ方はできず、一様のつかみ方しかできませんでした。
さらに驚くことには、暖炉から転がり出た燃え残りの木を素手でつかんでも火傷をしなかったというのです。」

さらに驚くことには、暖炉から転がり出た燃え残りの木を素手でつかんでも火傷をしなかったというのです。、、という所です。
凄いですよね。人間は考える動物とは良く言った物です。考えや思いでその感覚がなければ肉体的に起こる感じる事も違って来るという事でしょうか。そうだとなると逆を返せば人間の能力は無限で何でも可能だと言う事ですよね。人間も超人になり得るのでしょう。

話を戻しますが、犬や狼に育てられると脳の成長が異なるという事です。五感があり其処を発達出来るのは人間だけという事なのでしょうか。。。
人間の子供を我が子のように共に育てられる犬や狼も素晴らしいですね。

私も幼い時より人間と過ごしているよりも動物と過ごしていた時間の方が長いのでは?と思う程なのでやはり人間とコミュニケートしているよりも動物と共に居た方が得意だったりします。デデもおやつくれるし(笑)
昨夜またピーナツバターが入っているお気に入りのコングを分けてくれましたヨ、食べろって(笑)


余談ですが、先週マンハッタンのセントラルパークでコヨーテが捕獲されました。栗鼠、兎、小鳥、鼠などの小動物を食べて生きていたようです。なんでこんな都会にコヨーテが居るのか?人に害もなく密かに暮らしていた様なので捕獲された事に寂しさを覚えました。散歩している犬も襲うわけでもないのにコヨーテというだけで人間は恐怖を覚えるようです、実際コヨーテは人間が怖いので遭遇する事は無いそうですが。
by dutelovecat | 2006-03-28 08:05