ありがとう、の正しい使い方

お天道様が真上に上がると路上には日陰が無く成るのと、コンクリートの地面が熱くて歩くのを嫌がるデュッテなので（デュッテは相変わらず朝寝坊）地面が土で芝生も在る近所のドックランばかりに最近は散歩に連れて行きます。

ドッグランには色々な人や犬が来る訳ですが、今日見掛けたおじさんは黒のパグ連れリーシを付けたまま散策していました。上半身裸ですっかり剥げて居るのにサンバイザー（天辺は焼けやけだよ〜）にサングラス着用、いかにも「日に焼けすぎてまずいよ〜おじさん」と皮膚ガンを心配しまう程の醤油色。このおじさん前にも何回か見掛けた記憶が。

ドックランでも来て居る人（使用者）が少ないと見ていないと判断し便を明かに知って居るのに片さない人達が居ます。どう注意していいのか？色んな人が多すぎるから困る所なのですが。共有な場所でのマナー違反は他者の気分を損なわせます。
そんな人も居れば、
こんなおじさんも居る訳で。

おじさんスーパーの袋を片手に枝を手にしてその広いドックパーク中の他の犬の残して行った便の片付けをしてました、黙々とサンバイザーに付けたラジオだか音楽を聴きながら。
袋の中はきっと便で埋め尽くされてしまうのだろうと思う量をすでにその時拾われて居ました。

そんなおじさんに誰も近づかないよね。
私はどうしてもありがとうと言いたくっておじさんに「便を片してくれてありがとう」と話しかけました。
おじさんは嬉しそう♪その笑顔が忘れられません。ありがとうと言う言葉は素敵です。おじさんも素直です（笑）
伝えて良かった。

一風変わった様相な人は避けがちに人って成るけど、外見で判断をしては悲しい事なのですよね。このおじさんのして居る事は臭いし他から見れば変にしか見えないのかも。でも誰かがそれをしてくれないと其処は快適には使えない場所だから。おじさんは皆の為にしている事でもその声（行動）は皆にどのように届いて居るのだろう。

おじさんが立派にしっかりした大人に見えた、上半身裸でも（笑）。
いつまでもありがとうと言える人で私も在りたい。おじさんみたいに拾う事まで出来ないとしても、だからおじさんが立派に見えた。
神様って色々な形をして居られるのかもしれない。そんな気がした。